敬老の日の書のパフォーマンス記
2013年10月1日 7時03分05秒 (Tue)
9月16日に、港区の福祉施設「ありすの杜南麻布」のレストラン「アスパローゼ」で、書のパフォーマンスをさせていただきました。敬老の日ということもありまして、老人ホームの皆様にご覧いただくイベントとしてです。
いわゆる席上揮毫は、今まで展覧会の会場内で何回か経験していますが、書とは直接関係のない方々の前で、しかも老人ホームのご年配の方々が中心でしたので、とてもリラックスして揮毫をすることができました。
スタッフたちが手際よく準備をしてくれまして、大・小、3点の作品を書きました。
最初は、9尺×9尺(2.7メートル×2.7メートル)に「一瞬も一生も美しくありたい」という資生堂社長の前田新造さんのスローガンを書きました。
2枚目は、皆様からリクエストを募りましたところ「愛」がいいという方が多く、やはり9尺×9尺に書かせていただきました。
3枚目は、9尺×33尺(2.7メートル×10メートル)に「青空よ」で始まる青木由有子さんの詩を書きました。
周囲の人たちの話では、この大作揮毫中は、皆様ちゃんと私の動きを追ってくださり、車椅子から立ち上がって見てくださったりしたようです。
大作揮毫が終わりましてから、ハガキを用意していましたので、皆様の好きなことばを書いて、印を押してさしあげました。
「感謝」「絆」「寿」「宇宙の愛」、ご自分の名前、「月に一杯」(1カ月に1回くらいは、イッパイやりたいなあ、という意味だそうです)など、さまざまなことばがでてきました。
会話を交わしながらの皆様との交流は本当に楽しく、嬉しいひとときでした。
今回、「アスパローゼ」の佐藤晶さんの「先生、ウチで書いてみてよ」というたった一言、いわば水の一滴が、だんだんと大きな河の流れとなりまして、このようなイベントとなり、多くの皆様とすばらしい時間と空間を共有させていただきました。
私一人では、とてもできないイベントですが、「アスパローゼ」の皆様、大石四宝堂さん、チームseikoのスタッフなど、大勢の方たちが一致団結してできたイベントでした。
改めて、このイベントを成功させるためにご尽力くださった方々に御礼を申し上げます。
私にとりまして、今回のこのイベントは、とてもいい経験でした。
書の力、書にしかできない役割のようなものを感じまして、今後の活動にも大いに参考にさせていただくものでした。
これからも、このような機会があれば、是非またパフォーマンスをしていきたいなあと思っております。
この記事にコメントする
プロフィール

- 浅田聖子 Seiko Asada
- 毎日書道展審査会員/日本詩文書作家協会評議員/日本書道美術院評議員/光荘会幹事/雅涎会会員/都立雪谷高校書道部外部指導員/メイプルカルチャーセンター講師
1949年東京都出身。4歳にして筆を持ちはじめ書の道へ。1965年故益田霞邨に師事。1971年故駒井鷲静に師事。 毎日書道展, 日書展など受賞多数。現在、商品パッケージや題字なども含め積極的に活動中。
- 《主な受賞歴》
- ●1976年 第30回 日書展新書芸部「院賞」
●1977年 第22回 光荘会書道展「衆議院議長賞」
●1989年 第41回 毎日書道展「秀作賞」
●1992年 第44回 毎日書道展「秀作賞」
●1995年 第49回 日書展「梅華賞」
●1995年 第47回 毎日書道展「毎日賞」
●2007年 第49回 毎日書道展「会員賞(グランプリ)」
●2018年 第72回 日書展「サンスター国際賞(グランプリ)」
最近の記事一覧
最近のコメント
アーカイブ
2024年
2019年
2017年
2011年
携帯用QRコード