パリへ行ってきました

2012年6月10日 18時49分31秒 (Sun)

3月10日から16日まで、パリの国立ギメ東洋美術館で開催されていました「2012 現代日本の書 代表作家パリ展」を拝見しに、パリへ行ってきました。
パリ滞在5日間をご報告させていただきます。

3月10日(土)
午後4時半、パリ・ドゴール空港に到着。
空港内の建物に入ると、香水の甘い香りとオシャレなコマーシャルポスターに、パリを実感しました。

3月11日(日)
朝7時半にホテルを出発し、バスで5時間かかるモンサンミッシェルへ。
途中昼食をとるために立ち寄った街で、白い聖堂に案内してもらいました。十字架の形をした内部、高さ27メートルもあるアーチ式天井、美しいステンドグラス、エルサレムの方向に祭壇があり、どこからか聞こえる聖歌、外界と遮断された荘厳な聖なる空間に、心身が清められるようで鳥肌がたちました。
モンサンミッシェルまでのノルマンディ地方は、緑豊かな牧草地で、カマンベールチーズの発祥の地です。
夕方、ホテル ルレ・サンミッシェルに到着。夜空にライトアップされた修道院を見ながらの夕食。ムール貝がおいしく、やたらといただき、食べ終わった貝殻の山にビックリ!!

3月12日(月)
朝霧に包まれた海に浮かぶ修道院は、幻想的でした。そしていよいよ世界遺産の修道院へ。この修道院は、709年に地元の司教が、夢で大天使ミカエル(ミッシェル)のお告げで礼拝堂を建てたのが最初で、その後、何世紀にもわたって増改築され、13世紀に現在のような形になったようです。今ではカトリックの巡礼地になっています。内部は迷路のようで、写経をする部屋にだけ暖房設備があるのが印象的でした。
このあたりは潮の干満の差が激しく、朝ヒタヒタと海水が打ち寄せていたところは、帰る頃にはすっかり潮が引き、車が停車していました。
昼食は、ここの名物オムレツを。オムレツといっても、半ペンかスフレのような歯ざわりのオムレツにソースがかかったもので、おいしかったです。
パリへ戻り、夜8時頃から、セーヌ河のバトー・ムッシュ・ディナークルーズへ。セーヌ河の船上から、パリの夜景を楽しみながら夕食をいただきました。こちらは夕食の時間が遅いですね。

3月13日(火)
ギメ東洋美術館へ。11時半からの開幕式に出席しました。
ギメ東洋美術館館長、日本大使館参事官、朝比奈毎日新聞社社長のご挨拶があり、その後、宮崎紫光先生と石飛博光先生の席上揮毫が行なわれました。
朝比奈社長と石飛先生は、ご挨拶の中で、ちょうど1年前の大震災へのフランス政府及びフランス国民の、多大な支援に対する感謝のことばを述べられました。
その後、41名の先生方の作品を拝見しました。
美術館からの帰途、オペラ座の内部を見学したり、バスチーユ広場、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り等を車窓から眺めました。
夜7時から毎日書道会主催の懇親会が、宿泊しているホテル プルマンパリエッフェルで開かれました。

3月14日(水)
9時にホテルを出発して、ベルサイユ宮殿へ。
バラの花柄で統一されたマリー・アントワネットの寝鏡の部屋など、贅を尽くした部屋の数々に、当時の王侯貴族の贅沢な暮らしぶりがうかがわれますが、やがてフランス革命へと、歴史は流れていきます。
午後、ルーブル美術館へ。”ミロのヴィーナス” ”モナ・リザ” ”サモトラケのニケ”など、超有名な美術品の数々や、多くの宗教画には、驚くばかりでした。

3月15日(木)
モネの大作”睡蓮”を所蔵するオランジェール美術館へ。
”睡蓮”は、どこか日本的な雰囲気を感じる、心癒される静かな大作です。じっと見ていると、まるで池の風景の中に入っていくようです。近づくと、睡蓮の花は無造作に筆を走らせているようですが、遠く離れて見ると、それは紛れもない、生き生きとした睡蓮の花になるのは不思議でしたね。その他、モジリアニ、モネ、ピカソ、ルノアールなど、近世の画家の絵をたくさん拝見しました。
その後、ノートル・ダム寺院へ。ノートルは”私たちの”、ダムは”婦人”。つまり、マリア様の意味だそうです。ここは観光客が多く、荘厳な雰囲気にひたるどころではありませんでした。
午後、モンマルトルの丘へ。ユトリロも住んでいたという、多くの画家が愛したモンマルトル。小さな可愛らしいカフェ、建物の色彩など、どこをとっても画題になる風景です。パリで圧倒されるのは、街のあちこちで見かける非常に写実的な彫刻の多さと、センスのいい色彩の豊かさですね。モンマルトルからバスで空港に向かい、午後7時半のフライトで帰国しました。

この度の”パリ現代書展”は、来年の”100人展”に向けての”プレ書展”ということで、”100人展”はもっと大がかりになるようです。日本の書が、より深く広くパリの人たちに理解していただけるように、と願っています。









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プロフィール

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浅田聖子       Seiko Asada
毎日書道展審査会員/日本詩文書作家協会評議員/日本書道美術院評議員/光荘会幹事/雅涎会会員/都立雪谷高校書道部外部指導員/メイプルカルチャーセンター講師
     1949年東京都出身。4歳にして筆を持ちはじめ書の道へ。1965年故益田霞邨に師事。1971年故駒井鷲静に師事。 毎日書道展, 日書展など受賞多数。現在、商品パッケージや題字なども含め積極的に活動中。

《主な受賞歴》
●1976年 第30回 日書展新書芸部「院賞」
●1977年 第22回 光荘会書道展「衆議院議長賞」
●1989年 第41回 毎日書道展「秀作賞」
●1992年 第44回 毎日書道展「秀作賞」
●1995年 第49回 日書展「梅華賞」
●1995年 第47回 毎日書道展「毎日賞」
●2007年 第49回 毎日書道展「会員賞(グランプリ)」
●2018年 第72回 日書展「サンスター国際賞(グランプリ)」

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