2012年10月 のアーカイブ

2012年10月22日 23時07分50秒 (Mon)

作品解説「轉」

作品解説「轉」画像 夏の錬成会で、紙も余り、墨も余り、時間もあるし、

「なんか書くかなあ」と軽い気持ちで友人の辞書を借り、

「轉の草書で一字 面白そうだぞ!」と

たった1枚書いたのですが、

「けっこう いけるかも!」

今展の作品の中でも とても気に入っている一点です。

2012年10月21日 12時38分44秒 (Sun)

作品解説「もしかしたら にんげんがえらいのは」

作品解説「もしかしたら にんげんがえらいのは」画像 もしかしたら にんげんがえらいのは
かなしくても つらくても しにたくても
いきているからかもしれない
いしはなくだろうか てつはなくだろうか
ほうせきはなくだろうか ぼくたちはなく
つらくて つらくてなく こえをころしてなく
こえをあげてなく でもぼくたちはいきていく
つらさをかかえながら
かなしみをだきしめながら
そんなぼくたちをみて
だれかがいっているようなきがする
がんばれ がんばれ
ぼくたちは いきているだけで
きっとえらいのだとおもう
かなしみを こらえていきているのだから
おいおいなきながら いきているのだから
それだけでじゅうぶんに

内田麟太郎の詩「ぼくたちは」より




これは、詩に感動しました。

平仮名ばかりで しかも長文。

気負わず、てらわず、

茶系の淡墨で、淡々と筆を進めることを心がけました。



2012年10月19日 22時52分24秒 (Fri)

作品解説「開也」

作品解説「開也」画像 この作品は、家にありました屏風を張り替えるつもりで
この語句を選びました。

これも錬成会の体育館で2枚程書いたものの1枚です。

2012年10月17日 22時25分43秒 (Wed)

作品解説「阿」

作品解説「阿」画像 この作品は、最初「阿吽」と書いていたのですが、
「吽」がどうしてもうまくいかず、
「吽」を切って「阿」だけにしました。

私の所属する会の夏の錬成会で書き上げ、
体育館の2階からこの作品を見ましたところ、
「阿」の終筆が モゾモゾと芋虫が動くように見えたものですから
「阿によるMOVE」と名付けました。

紙は中国の古い”ほう古箋”を使用しました。

2012年10月15日 21時02分02秒 (Mon)

作品解説「坐断」

作品解説「坐断」画像 「坐断」は、禅語で 余分なものは切る というような意味ですが、
意味よりも 金文で造形的な面白さを表現する ということに重点を置きました。

金文の「糸」の部分の「○」を書くのがなぜか大好きです。

淡墨で力強く書くという難しさに閉口しました。


プロフィール画像
浅田聖子       Seiko Asada
毎日書道展審査会員/日本詩文書作家協会評議員/日本書道美術院評議員/光荘会幹事/雅涎会会員
     1949年東京都出身。4歳にして筆を持ちはじめ書の道へ。1965年故益田霞邨に師事。1971年故駒井鷲静に師事。 毎日書道展, 日書展など受賞多数。現在、商品パッケージや題字なども含め積極的に活動中。

《主な受賞歴》
●1976年 第30回 日書展新書芸部「院賞」
●1977年 第22回 光荘会書道展「衆議院議長賞」
●1989年 第41回 毎日書道展「秀作賞」
●1992年 第44回 毎日書道展「秀作賞」
●1995年 第49回 日書展「梅華賞」
●1995年 第47回 毎日書道展「毎日賞」
●2007年 第49回 毎日書道展「会員賞(グランプリ)」

ブログ

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
QRコード
携帯用QRコード